映像制作技術・撮影編・編集編・映像制作機材・ノンリニア編集機材などの解説 ・・・

機材の選択(編集機)

PC

機材の選択(編集機)


【 編 集 機 】

 デジタル処理が主流になって、機能・性能・機動性は飛躍的に向上し、クオリティーの高い素材を身近に取り扱える環境になった。
 映像制作機材を大きく分ければ撮影と編集になるが、その両者ともにデジタル処理の恩恵は大きい。その一番の要素はデジタルになって取り扱う媒体がファイルになったことだ。収録データーはメモリーに収められ、編集がコンピューターを用いたノンリニア編集になった事は大きな変革と言える。
 デジタル機材で撮影されたデータはコンピュータにおける加工に適している。 しかし変革時期は同時に少なからず混乱も伴うわけで、取り扱うファイル規格や、その編集ソフト関連の対応までを含めたワークフローを考慮して考える必要がある。
ここでは制作の最小単位の一人でも出来る撮影から編集までの機材を取りまとめてみた。

 機材の選択と言うのは、常に経済的縛りの中で考えざるを得ない実情がある。
 難しいのは既存の機材が運用されている中で、如何に新しい機材を効率的に運用して行けるかと言う課題だ。
 この課題の解決方法はアウトプット側から考えて行くと分かりやすいと思う。
 先ずは出来上がりの作品の形式は何か?これは依頼者の意向に添う形式となるわけで、通信系であれば指定のファイルでいいだろうし、一般企業であればディスクの要望も多い。その要望に応える編集作業を負うのがコンピューターと言う事になる。
 このコンピューターの導入を始めにするのが順当だ。撮影機材からの変更は、作業の流れを一変させてしまいかねない。一気に全ての機材を交換するのは経済的負担が大きいが、編集作業をコンピューターに置き換えることは、現状の編集ラインを温存させながら作業を進めることが出来る利点がある。
 コンピューターは昔の編集機器の様に完成された機器として考えない方がいい。それは無限の可能性を持っていると同時に未完成機器として考えることだ。編集コンピューターはハードとソフトの組合せで如何様にも変貌する。
 この映像編集に対応したコンピューターを把握するには、今後の機材選択に於いて無駄にならないと思う。 詳しいコンピューターの解説は後の頁に譲るとして、編集コンピューターとは如何なる物かを少し解説しよう。
 大きくは3点の特徴がある。それはキャプチャーボード・高速RAIDストレージ・CUDA対応のグラフィックカードの3点だ。
 コンピューターがフルHDの画像を支障無く扱うには、それ相当の能力が必要となるわけで、3点以外にも最新の構成である方が望ましい。
 特にキャプチャーボードの選択が大きな課題と言える。
 コンピューターの機器と同時に大きな課題はソフトの選択だろう。編集作業の大半はこのソフトの取り扱いに終始する訳だから、色々なソフトを体験して選びたい処だが、現状は詳しく操作を把握してそれぞれのソフトを選択することは難しい。それは複数のソフトを把握して比較するだけの労力を払う前に、把握したソフトの愛用者になってしまう場合が多く、同類のソフトの習得は学習時間の無駄となってしまうからだ。 
 先ずはハードとソフトを把握し、編集コンピューターを配置し、周辺機器を構成して行くのが順当だろう。

a:2649 t:1 y:0

powered by Quick Homepage Maker 4.81
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional